「自分のデザインした洋服を着たい」

Stacks Image 3857
稲守寛菜さん
絵を描くのが大好き。そして将来は専門的な人体の図鑑を作る人になりたいという、リケジョな面もある寛菜さん。

デザインしたのは...女の子の夢、素敵なドレスでした。
Stacks Image 3834
「退院したら、仲良し三姉妹でこのドレスを着たい!」

色、素材、アクセサリーまで、寛菜さんのこだわりが描き込まれたデザイン画は、三姉妹それぞれのイメージを完璧に表現していました。

「レースは模様入りで、背中は編み上げて。ティアラや手袋も...」

デザイン画をもとに、布のサンプルをお持ちして素材や形など、何度か打ち合わせを重ね、ドレスの制作を進めました。
Stacks Image 3838
きれいな秋晴れの空に迎えられた当日。寛菜さんは、プレゼントしたぬいぐるみにドレスを着せて連れてきてくださいました。

「わぁ!デザイン画のとおり!」

青が好きな寛菜さんはロイヤルブルー。お姉さんたちはそれぞれ、ターコイズブルーとライトグリーン。

ティアラやアクセサリーも寛菜さんのイメージ通りにご用意できたことが、かわいい笑顔で確認できました。

いよいよ変身!
ホテルの美容室でヘア&メイク。

3人並んで鏡の前に座りますが、寛菜さんはお姉さんたちの仕上がり具合がとても気になる様子。ヘアカーラーをつけた頭に

「サザエさんみたい」

と笑ったり、

「せっかくだから、ラメ飛ばしちゃう?」

とすすめられたり、見守っているお母様も含めて楽しい女子会のようです。
Stacks Image 3842
「お待たせしました!」

キラキラと変身したお嬢様たちを見て、緊張した面持ちのお父様。何枚も写真に収める背中はとても嬉しそう。
Stacks Image 3846
一人で、姉妹で、家族で...ボランティアのカメラマンも撮影しますが、ご家族もセルフィーを撮ったり、撮影会が続きます。

寛菜さんを中心に仲良し家族の笑顔があふれる一日でした。
Stacks Image 3850
Stacks Image 3852
三姉妹が成長していつかは着られなくなるドレス。

この日の楽しい時間をいつでも思い出していただけるように、ドレスの端切れで作ったミニチュア版、デコレーションフレームをプレゼントさせていただきました。
リストに戻る...