「『いちばん大切なもの』の絵本を作りたい」

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清水美緒さん(12歳): 急性リンパ性白血病
お話は、へんてこ山ののほほん村に住む6匹の動物たちが主人公です。動物たちはわがままだったり、自己中心だったり。みんなで宝物を探しに出かけることになりました。

けんかをしたり、いろいろなことに出会いながら、やっと見つけた宝物の箱を力を合わせて開けてみると、中は空っぽ。

でも動物たちは、今日一日ともに乗り越えた試練や育んだ友情こそが一番大切な「宝物」だと気づく、というストーリーです。

自分と同じように病気と闘う子どもたちに贈りたいという美緒ちゃんの優しさが詰まった絵本には、「つらいのはきみひとりだけじゃないよ」という言葉で始まるメッセージが添えられました。

「つらいのはきみひとりだけじゃないよ。さあ、手をつないで一緒に健康育てよう。」

お父さんやお母さんや兄弟やお友だちやたくさんの仲間たちがいます。つらいときも嬉しいときも一緒です。何か辛いことがあったとき、「辛いのは僕だけじゃない、私だけじゃない、手を繋いでくれるお友だちがいる」、そう思うことができたら、きっと心が強くなるはずです。

美緒ちゃんがたくさんの「大切なもの」を教えてくれました。
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