「優しいプレゼント」

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< 一時退院時、愛犬くうちゃんと >

誠くん
本当はお出かけもしたかったけれど、コロナ禍であることをふまえ、「『あつまれどうぶつの森』セットが欲しい」というウィッシュに決められた誠くん(15歳)。

実はこのセットは、誠くんからのお母様への "プレゼント" でもありました。ゲームに興味のないお母様も、一緒に楽しめるのではないかと考えてのことだったのです。
お母様と誠くんが一緒に楽しんでいただけるよう、趣向を凝らしてプレゼントをお届けしました。誠くんは毎日のように "島" へ遊びに出かけ、活発にお茶目にやりたいことをたくさん楽しまれたそうです。

ゲームは初めて、というお母様でしたが、誠くんがゲームの中でアイテムをプレゼントしてくれるなど、たくさんフォローをしてくれました。

病気になる前は『ゲームなんていけないもの!』と思っていたお母様も、「こんなに素敵なコミュニケーションツールだったなんて」と感動されたそうです。

夢の実現後、お母様から次のようなメッセージをお寄せいただきました。

「思春期、反抗期を迎えると、距離を置きがちな年ごろですが、鬱陶しい存在の母と一緒に遊びたいという夢を実現していただいたことで、素敵な思い出ができました。

私は息子の愛情を全身に受けた実感と、それに応えられた満足感で、最高に楽しい子育てができたことを息子に感謝しています。そして、そのお手伝いをしていただきありがとうございました。

息子とお別れしてから自分はどうなるのかと思いましたが、息子に背中を優しく押してもらえているようで、前を向いて過ごせています。

また遊ぼうねと約束してから夜の眠りにつけたことに、実は息子が私のウィッシュをかなえてくれたのだと、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。親孝行な自慢の息子です。

"あつ森" も『2人分の島を整えないと』と、息子が私に残してくれた遊びを毎日楽しめています。」

ご家族想いの誠くん、その想いを受け継ぎ、強い絆で結ばれたお母様から、私たちもたくさんのことを教えていただきました。ひとつひとつの出会いに心から感謝いたします。
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